7月~8月中旬までミシガン大学が留学生のために提供している英語サマースクールプログラムに参加したので、その内容を振り返ってみたいと思う。
1.概要
University of MichiganのEnglish Language Institute (ELI)が提供しているサマースクールプログラムであり、ELI全体では毎年100人程度の留学生を受け入れているとのこと。うち自分も参加したビジネススクール向けプログラムのEnglish for Business Studies(EBS)には30名程度が参加。ブラジル人、チリ人、ペルー人等の南米系や、中国人、韓国人、台湾人、日本人等のアジア系が主に参加していた。人数としてはブラジル人と中国人が最も多く、日本人は自分を含め4名だった(MBA2名、GMBA2名)。
2.EBSの特徴
単なる語学学校というよりはプレMBAともいうべきカリキュラム構成。ケースの速読、ライイティング、実際の調査を踏まえたマーケティングプランのプレゼンテーションなど、MBAの授業において求められる実践的な英語力の強化に重点を置いたプログラム内容である。
課題もグループベースで議論して提出・プレゼンテーションすることが求められるなど、プログラムを通じて各国から集まった留学生同士の交流と相互理解が促進されるように配慮がなされている。
また、フォード車のマーケティングのケースを担当したが、プレゼンの準備のために実際にフォードのディーラーに出向いて販売担当者にヒアリングしたり、町中のカフェで一般人にインタビューしたりするなど、アメリカ生活になじむ良い機会となった。
3.学費
US$3,400 (約34万円) / 7week (*うち授業料33万円、教材等1万円)
4.環境
授業等は夏季休講中のビジネススクールの建物を利用して行われるので、設備面での充実度は申し分ない。この機会にビジネススクールの設備利用(会議室予約、図書館、カフェ、コピー機等の利用)に慣れることもできるし、留学生同士で仲良くなったり、サマースクールに通いながら住居探しや車探しなどの生活のセットアップを進めることもできるのは、語学学習以外のメリットでもある。