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2010年10月20日水曜日

Real option

Real Optionが面白い。

現在受講しているFinanceの授業"Options and Futures"では、最初の頃はoptionの種類やメカニズムの教科書的な説明が続きあまり面白くなかったのだが(ただし教授の教え方が上手いのが救い)、後半に入るにつれどんどん面白くなってきた。

特に目が覚めたのはリアルオプションの解説が始まった頃だ。リアルオプションは従来のNPV分析だけでは捉えきれないプロジェクト進捗における流動性の価値を計数的に評価する手法である。授業後に教授を訪れて聞いて見ると、実際に製薬会社における新薬開発やBoeing等の新型機製造プロジェクト、原油メジャーの大規模油田開発等において利用されているようだ。

当社においても、海外事業における規模拡張等の段階的な投資評価(特に製鉄所建設は何期かに分けて進捗させる場合が多いので)や、投資時期の意思決定の際の一助として利用できる余地はあると思われる(ただし実務面において、評価に耐えるだけの精度を担保できるか、実務が複雑になり過ぎないか等の課題はある)。

今後にさらに理解を深め、実務における応用の可能性を探っていきたい分野の一つである。

2010年10月4日月曜日

Project Pakdandi

New Venture Creationという授業で取り組むことになるプロジェクトが決まった。

インドにおいて、何らかの理由で学習障害を持つ子供達(主に小学生)に対して、初期診断とリハビリテーションロードマップを提供しようというのがアイディアで、どのようなビジネスモデルを組むかはこれから約2ヶ月をかけて検討し、ビジネスプランに仕上げていくことになる。

メンバーはインド人3人、中国人1人、そして私というアジアチームで取り組むことになった。

最終的にこのプロジェクトにした理由はやはりインドに興味があるということに尽きる。特に教育熱心な国だということは聞いているので、インドにおける教育や医療等の基本的なインフラについての理解を深めることは、将来インドでのビジネスに携わる可能性のある自分にとっては意義深いことと考えた。また、このプロジェクトは現地で協力者がおり、実際に起業を考えているので、創業メンバーの一人として関わることができれば、という下心があるのも事実である。